
12月の屋久島

シーズンオフとなる12月から2月は登山客が急激に少なくなります。天気が良ければ澄んだ空気の中、静かで快適な登山を楽しめるでしょう。
本州の山に比べると温暖な島なので天候次第では初心者の方でも問題ありませんが、なるべくガイドを頼むか経験者と一緒に山を歩くようにしましょう。
縄文杉・白谷雲水峡(標高600m~1300m付近)
【12月の気温:1℃~15℃】
比較的標高の低いところなら冬の間もトレッキングツアーのご案内が可能です。12月上旬はまだ南国屋久島ならではの温暖な気候で登山を楽しめるかもしれません。だんだんと登山道に雪が積もり、本格的な冬山となる12月中旬以降は必ず適切な装備を用意して下さい。雨や雪が降れば低体温症になる危険性があります。


淀川登山口~宮之浦岳(標高1400m~1900m付近)
【12月の気温:-3℃~8℃】
積雪の多い年には12月上旬から積雪があるものの、温暖な日が続けば雪や氷が解けて問題なく歩けることもあります。しかし突然の寒波によって一日で雪に包まれるのが冬の怖いところ。
森林限界を越えるなら必ずアイゼンを携帯し、雪山に備えた準備をして下さい。
※2020年12月には永田岳で滑落死亡事故がおきています。


【12月ツアーの服装】
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ベースレイヤー(速乾性の長袖Tシャツ)
冬に綿素材の下着は厳禁。必ず化繊かウールのシャツをベースに着ておきましょう。
メリノウール長袖丸首シャツ(ワークマン)
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ソフトシェル(薄手の長袖シャツ、ウインドブレーカー、化繊のパーカー等)
行動着としてTシャツの上に羽織るものがあると便利です。雨に濡れると重くなるため必ず化繊のものを用意してください。
ブロックフリーストレッキングハーフジップ(ワークマン)
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防寒着(フリース又はダウン)
冬の必須装備です。休憩時や昼食時にさっと取り出して羽織ります。
※キャンプツアーではフリースとダウンの2枚を用意しましょう。
ファーリーフリースフルジップジャケット(ユニクロ) or ウルトラライトダウンジャケット(ユニクロ)
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帽子、手袋
暖かいニット帽や防水の手袋がお勧め。
防寒テムレス手袋(ワークマン)
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ロングパンツ
中厚手の暖かい登山用パンツがお勧め。薄手のパンツしかない場合、下にタイツを履きましょう。※ジーンズ厳禁。
エアロストレッチ ウォームクライミングパンツ(ワークマン) -
レインウェア上下
必ず登山用の上下に分かれたレインウェアを用意して下さい。
ベルグテックEXストームセイバー(ミズノ)
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ゴムスパイクまたはチェーンスパイク
12月~2月は木道の凍結や積雪によって非常に滑りやすくなるため、これも冬の必須装備です。弊社では無料レンタルでご用意しております。
イージースパイク(モンベル)
【12月のおすすめツアー】